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警備部
仕事内容
警衛・警護(警備第二課)
群馬県を訪れる皇族の方々や要人の安全を守るため、警衛・警護に当たります。万一の事態を起こさないための綿密な計画と現場対応する警察官個々の的確な判断が必要です。
外事捜査(外事課)
グローバル化の進展により、来日する外国人の数が増えています。それに伴い、不法滞在や不法就労をする外国人の数も多いことから、入国管理局など関連機関と連携して、取締りに当たるとともに、これらを助長する悪質な犯罪の取締りを強化しています。
災害(広域緊急援助隊)
地震や台風などの自然災害や大規模災害が発生した際に、被災者の救出や被災地の復興支援などのために活動します。
東北地方太平洋沖地震発生に伴い、被災地に出動し、被災者救助活動や行方不明者捜索活動に従事しています。
機動隊
有毒ガスの発生現場や水難事故など、救助作業が難航する事案が発生した際に出動し、救助活動に当たります。現場では高度な技術が求められることから、日々潜水などの厳しい訓練を行っています。
航空隊
パトカーの通れない細い道でも、空から捜索し、陸上のパトカーや捜査員と連携して犯人を追いつめます。
また、谷川岳警備隊やレンジャー部隊などと連携して山岳遭難者や水難者の救助に当たります。
インタビュー 警備部機動隊(平成23年4月採用)
担当業務
治安警備、大規模災害・山岳・水難事故等における救出救助、テロ対処等様々な事案に対応しています。
剣道がきっかけで警察官の道へ
子どもの頃から剣道をやっており、高校時代の剣道部の先生が警察関係者と知り合いで、声をかけてもらったのが最初のきっかけです。
また機動隊では、警察業務と並行して県警を代表して大会に出場する選手である「術科特別訓練員」として剣道を続けられることもあり、当初から機動隊への配属を希望していました。
初めて部隊長として災害現場へ
直近では、2021 年に発生した静岡県伊豆山土砂災害の現場が印象に残っています。現場の状況も厳しいものでしたが、ちょうど、東京オリンピックと時期が重なったため人員に限りがあり、自分にとって初めて部隊長という立場での派遣になりました。
初めて自分が部隊で一番上の立場になり、自分が今までいかに上司を頼りにしていたのかを身にしみて感じましたし、部下にケガさせないよう気を配るなど、今までの任務では感じたことのない緊張感がありました。
警察官になってよかった
雪山で遭難してしまった方の救助で、航空隊ヘリコプター「あかぎ」から降下して救助にあたったのですが、普段から厳しい訓練を繰り返し実践してきたことで、本当に救助を必要とする人を前にしても、体が勝手に動くほど冷静に対応することができました。訓練時はとにかく必死でしたが、本当に救助を必要とする人を前にして、厳しい訓練を乗り越えたことを誇りに思うとともに、警察官になって良かったと心から思いました。
将来は、職務質問のエキスパートに
警察官になったばかりの頃は、自分の将来像が見えていませんでしたが、経験を重ねるにつれて、今後のことを考えるようになりました。将来的には、刑事課で刑事として犯罪捜査の経験を積み、機動警ら隊で職務質問のエキスパートを目指したいと思っています。
また、剣道の特別訓練員として、各種大会で優秀な結果を残すことも目標にしています。コロナ禍の影響で大会の中止や訓練の中断もありましたが、悔いの残らない成績を収めたいと思っています。
休日は子どもたちと遊ぶ
基本的に、休日は子どもたちと公園に行って、一緒に体を動かして遊ぶことが多いです。
あとは、コロナ禍で剣道の練習ができなくなってしまったことをきっかけに、体力維持のためにランニングを始めました。出勤前に7kmほど走ることが日課になっています。
警察官を目指す方へメッセージ
警察官の仕事をするにあたっては、やる気、勇気、元気という3つさえ持っていれば、心配することはありません。
警察官は採用年齢の幅も広く、チャンスが広がっていますので、いろいろな方に受けていただいて、一緒に仕事をしたいと思います。いつの日か一緒に働けることを楽しみにしています。